
よくある質問
難しい答えですがここでは歴史や治療の話でなく、あくまで私の一つの考え方としてご説明します。
西洋医学ではある一点から逸脱した数値や状態を異常と捉えて治療します。これは根拠について基づくので、ほぼ万人の方が万人に効く方法です。
東洋医学ではより広い範囲での状態を捉えて、足したり引いたりする方法で健康に近づけます。これは一定の考え方や技術を要する為、万人に効くかもしれませんが、施術者によって効果が変化します。
鍼灸治療の不思議なところは、内臓の働きや血や水の流れによって腰痛や肩こりなどの症状が出てくると捉えられ、それが手足のツボで楽になったりすることです。
何故かは未だにわかりませんが、昔の人はすごいなーと思いながら日々取り組んでおります。
簡単に説明すると、病院や施設、患者様のご自宅で、運動や道具を使って健康な状態になってもらう職業です。
優れている点は動作を観察して何が問題か推測したり、科学的根拠に基づいた治療方針を立てることが得意かなと思います。ただ分野が多岐に渡る為、個人能力のバラつきは大きいと正直思います。例えば車椅子・福祉用具のことから呼吸や心臓など内科疾患、年齢も高齢者から小児までと縦にも横にも広い印象です。
「理学療法」とは、身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マツサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう。(理学療法士法及び作業療法士法 第2条より抜粋)
資格取得には3年以上の養成校で学業に励み、さらに国家試験に合格が必要です。ちなみに鍼灸師も同様の国家資格です。
鍼灸師、理学療法士ともに国家資格です。
これは民間資格の職種と異なり、一定の勉強や実習を積み、国家試験を通って習得します。
理学療法士は個人的な見解ですが、他の運動に関わる専門職種と比較すると、特に病気の患者さんに関わっており、また科学的な根拠に基づいて治療に取り組みます。また装具や車椅子など関わる内容も多岐に渡ります。
個人開業している方は少なく、治療を受けるとなると整形外科クリニックが一番身近ですが、保険で治療を受けることが一般的ですので長時間受けることは難しいかと思います。
鍼灸師は単純に針と灸ができる職業です。ただ一口に鍼灸と言っても流派のような理論があります。痛いところに針を刺すだけではもったいない不思議な治療効果を出します。疼痛改善だけでなく様々な不調を変えることができます。
以下 漢方薬や鍼灸など「伝統医療」WHOが認定へ
https://www.sankei.com/life/news/180109/lif1801090004-n2.html