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腰の使い方

  • 執筆者の写真: 木原
    木原
  • 2019年9月25日
  • 読了時間: 2分

 腰痛予防の為の指導として、OOはダメ、XXは良いなどの指導があるかと思います。

特に多いことが屈み動作やあぐら動作などですが、これっとそうなのかなと思うことはよくありました。

 実際にあぐらをかいていても、問題ない方はいらっしゃいます。屈み動作でも、あぐらの動作でも行い方が問題だと思います。丁度同じ考えの図書を見つけたので、下記に参考図書として記載しておきます。


 簡単にいうと、骨盤・腰椎が丸まってしまうような状態を長時間続けると腰痛を引き起こします。書籍には具体的な説明はありませんが、私個人の予想としては長時間周囲の組織が引っ張られることや急に負荷が一か所にかかる為だと思います。

 ですから、あぐら姿勢においても骨盤を起こして保持すれば問題ない可能性があります。むしろ体幹のトレーニングになるとさえ思います。屈み動作においては股関節を柔らかく使用すべきだと書籍ではありました。

 実際の腰痛患者さんに多いのですが、股関節が硬く、お尻の筋肉も緊張している方は多いです。ストレッチされる際は腰椎、股関節周りを重点的に伸ばした方がよい方が多いです。


 一般的にこれがダメと言われることはありますが、その根拠となる考え方はどのようなものなのかは知っておいた方がよいかと思います。腰を曲げてはダメといっても、逆に腰を反るような状態になっても脊中の椎間板が圧迫されます。体幹・腰部の筋肉を適度に働かせた状態が好ましいと考えています。



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#腰痛 #あぐら #屈み #姿勢



参考文献:渡會公治:「腰」とは何か、腰の上手な使い方ー私の腰痛論としてー.Sportsmedicine.第30巻10号(ブックハウスエイチディ)、2018.


 
 
 

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